障害者手帳の利用による郵便料金の減額について

障害者手帳を持っていることで様々なサービスを受けられます。サービスの一つに郵便料金の減額があります。この記事では郵便料金の減額についてご紹介します。

目次

・障害者手帳の利用による郵便料金の減額とは

・各種郵便物の料金

・青い鳥郵便葉書

・ハガキの種類

・申込方法

・まとめ

障害者手帳の利用による郵便料金の減額とは

障害者手帳の利用による郵便料金の減額とは、郵便局で郵便物を送る際に障害者手帳を提示することで、郵便サービスを低額で利用できる制度です。

各種郵便物の料金

各種郵便物の料金は次の通りです。

 

〇点字郵便物・特定録音物等郵便物

 開封された3キログラムまでの次の郵便物のいずれかになります。いずれのものにも「点字用郵便物」、「特定

 録音等郵便物」であることを示す表示が必要です。

 

 1.点字のみを掲げたものを内容とするもの

 2.視覚障害者用の録音物または点字用紙を内容とする郵便物で所定の様式により点字図書館、点字出版施

   設など指定を受けた施設から差し出し、またはそれらに差し出されたもの

 

  料金:無料

 

〇点字ゆうパック

 料金:ゆうメール料金の半額(3キログラムまで)

    

    3キログラム以上30キログラム未満は次のが金額です。   

サイズ 運賃
60サイズ 100円
80サイズ 210円
100サイズ 320円
120サイズ 420円
140サイズ 520円
160サイズ 630円
170サイズ 730円

 

引用:「日本郵便株式会社」ホームページより

 

〇聴覚障害者用ゆうパック

 聴覚障害者用ビデオテープを聴覚障害者施設と聴覚障害者との間で発送、受領する場合

 

 料金:ゆうメール料金の半額(3キログラムまで)

    3キログラム以上30キログラム未満は点字ゆうパックと同額

 

〇心身障害者用ゆうメール

 図書館から心身障害者に郵送で貸し出しまたは返送される図書の場合

 

 料金:ゆうメールの半額

 

〇心身障害者団体発行の第3種郵便

 

 1.毎月3回以上発行の新聞紙

   料金:50グラムまで8円   50グラム超1キログラムまで50グラムごと3円

 2.上記以外

   料金:50グラムまで15円  50グラム超1キログラムまで50グラムごと5円

青い鳥郵便葉書

青い鳥郵便葉書とは、身体障害者や知的障害者に向けて無料で配布されるハガキです。

対象者

対象者は次の通りです。

 

・身体障害者手帳1~2級の方

・療育手帳の重度認定の方(例:Aまたは1度、2度など自治体によって表示方法が異なります。)

ハガキの種類

ハガキの種類は、通常郵便ハガキのうち次のものになります。

 

・無地

・インクジェット紙

・くぼみ入り(視覚障害者用のハガキで、ハガキ表面左下部に半円形のくぼみがあり、上下左右の識別ができ

 ます。)

 

上記のいずれか1種類を1人につき20枚配布します。

申し込み方法

申し込み方法は窓口と郵送の2通りあります。

 

〇窓口

最寄りの郵便局で身体障害者手帳または療育手帳を提示し、「青い鳥郵便葉書配布申込書」に必要事項を記入して提出します。代人の提出も可です。

 

〇郵送

適宜の用紙に上記申込書と同じ内容を記入して、身体障害者手帳または療育手帳の写しと共に最寄りの郵便局に郵送します。申込書の必要記載事項は、「手帳の種類、障害の級または程度、希望する葉書種類、本人の氏名・手帳の住所・配布先、代人の氏名・続柄・住所」になります。なお、手帳の写しは手帳の種類、級別または程度、氏名、住所が確認できるページになります。

 

〇受付期間

2025年4月1日(火)から同年6月2日(月)まで

 

〇配布期間

2025年4月21日(月)以降、郵送で届きます。

まとめ

障害者手帳の利用による郵便料金の減額についてご紹介しました。ご利用を考えている方は参考にしてみて下さい。