視覚障害者と防災

視覚障害者の中には自然災害が発生した場合避難行動に不安を感じている方がいらっしゃることでしょう。普段慣れた環境でも災害が起きると混乱しますよね。そうした事態を避けるためには、日頃から障害の特性とそれに合わせた支援法を知ることが大事になります。

 

この記事では視覚障害者と防災についての情報をご紹介します。この記事を最後まで読めば視覚障害者と防災について概要が理解できます。

目次

・視覚障害者の特性

・日常の備え

・備える物

・避難時の持ち物

・災害が発生した時

・支援する方が気を付けること

・まとめ

視覚障害者の特性

視覚障害者の特性は、目が全く見えない人からわずかに見える人まで見えづらさは人によって異なることです。

 

日常の備え

 日常の備えは次のとおりです。

 

・家具は固定、ガラスには飛散防止フィルムを貼ります。

・もし家具が倒れてきてもケガをしない配置にします。

・高い場所に物を置きません。

・窓から離れてカーテンを閉めて就寝します。

・玄関、廊下、ベランダなど避難経路に余計なものを置きません。

・非常時持ち出し袋を一定の場所に置きます。

・避難方法、連絡手段を家族、地域の人と考えます。

・避難行動要支援者名簿の登録を検討します。

・ヘルプカードを作成します。

・ハザードマップを確認します。

・避難訓練に参加します。

 ・複数の避難経路を考えます。

・白杖(暗闇でもわかるように発行シールを貼ります)、ラジオ、携帯電話、メガネ、点字盤などを身近で安全

 な一定の場所に置きます。

・笛、軍手、靴を用意するなど。

 

備える物

 備える物は次のとおりです。

 

最低3日~7日分のレトルト食品、缶詰、即席めん、飲料水、カセットコンロ、ガスボンベ、紙皿、紙コップ、ウエットティッシュ、簡易トイレ、消臭剤、抗菌剤、トイレットペーパー、常備薬、お薬手帳、障害者手帳、貴重品(現金、保険証、キャッシュカード等)、懐中電灯、携帯ラジオ、乾電池、ヘルメット、雨具、盲導犬の水、食料など

 

なお、補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)と一緒に避難所に行き、共に避難所生活を送ることができますペットも避難所に連れていくことはできますが、人と別の場所で生活することになります。

避難時の持ち物

 避難時の持ち物は、上述の「備える物」に加えて次のものです。

 

・白杖、携帯ラジオ、メガネ、ルーペ、携帯電話、笛(助けを呼ぶため)、時計(音声、触知式などのもの)、

 点字盤やメモ用録音機家族の写真(避難所で家族を探してもらうため)

 

・ヘルプカードなど

 

ヘルプカードとは障害の特性、配慮・支援して欲しいことを記したカードです。お住いの自治体で入手できます。

災害が発生した時

 災害が発生した時は次のとおりにします。

 

・テレビ、防災無線、ラジオ、ラジオアプリなどで情報の収集に努めます。非常時には事態を軽く考えてしま

 う正常性バイアスに陥らないように情報収集を心がけて下さい。

 

・家の外は落下物や転倒物などで普段と道路の状態が異なるため普段と同じように移動できません。周囲の人

 の支援を求めて下さい。その際、どう支援して欲しいかを相手に説明してください。

 

・地震が起きた場合、二次災害防止のためガスの元栓を占める、ブレーカーを落としましょう。

 

・避難所での生活が困難な場合、福祉避難所の利用を申し出ましょう。福祉避難所とは障害者、高齢者など特

 別な配慮が必要な方が利用できる避難所です。あらかじめお住いの自治体でご確認ください。

 

・避難所では、視覚障害者であることを周囲の人に伝えトイレ、配給場所、風呂やその他文字で伝えられた情

  報を教えてもらいましょう。

支援する方が気を付けること

 支援者が気を付けることは次のとおりです。

 

外見から障害が分からないことがあります。

 

・見えづらさが人によって違うので、その人に合わせた支援をしてください。

 

言葉で情報を伝えましょう。

 

・声をかけるときは本人のそばまで行きます。

 

・場所を説明するときは「前」「後ろ」「右」「左」又は「時計の2時の方向」など具体的な言葉を使うようにし

 てください。

 

・誘導するとき、腕や肩につかまってもらい誘導する人が半歩前を歩きます。「あと10歩で右に曲がります」

 など道を説明しながら歩きます。

 

・物を渡すときは実際に触ってもらいます。

 

・避難所では壁沿いで、トイレなどの移動が少なくて済む場所を確保してください。

 

 ・白杖や盲導犬は体の一部であるので配慮してください。

 

 参考:各自治体のホームページ

まとめ

視覚障害者と防災についてご紹介してきました。多くの人が障害の特性を知ることで、災害による被害を最小限にしましょう。