結核にかかると長期にわたる治療が必要です。そのため、医療費に不安を覚える方もいることでしょう。医療費が生活を圧迫するのは避けたいですよね。
そうした方のために、この記事では「結核医療費の公費負担制度」について解説します。この記事を最後まで読めば「結核医療費の公費負担制度」について概要が理解できます。
目次
・結核医療費の公費負担制度とは
・通院医療の公費負担
・入院医療の公費負担
・申請の流れ
・必要な書類
・まとめ
結核医療費の公費負担制度とは
結核医療費の公費負担制度とは、結核にかかっても必要な医療を受けられるように医療費の一部を公費で負担する制度です。制度は通院医療と入院医療の2つに分かれます。
通院医療の公費負担
通院医療の公費負担は次のとおりです。
〇対象となる人
主に通院して結核の医療を受けており、他人に感染させるおそれのない人(潜在性結核感染症を含む)。
〇対象となる医療
化学療法、検査、外科的療法、骨関節結核の装具療法、外科的手術に伴う処置・入院等です。なお、初診
料、再診料、指導料、診断書料、協力料は対象外。
〇自己負担額
医療費の5%(残り95%は公費と患者の医療保険で負担)
入院医療の公費負担
入院医療の公費負担は次のとおりです。
〇対象となる人
他人に感染させるおそれがあり、入院勧告を受けて入院している人
〇対象となる医療
医療保険の適用対象となる医療。ただし、個室使用料、寝衣、リネン類は対象外。
〇自己負担額
原則なし。ただし、世帯員の市町村民税所得割の額が56万4千円(自治体により金額異なる)を超える方
は、月額2万円を限度として一部負担金が生じます。
申請の流れ
申請の流れは、申請書類を保健所に提出し、結核専門の医師等で構成する審査協議会で承認が得られると「医療費決定通知」または「患者票」が交付されます。
「医療費決定通知」または「患者票」を医療機関に提示すると制度が利用できます。
必要な書類
必要な書類は次のとおりです。申請書類の一部は保健所の窓口、または自治体ホームページからダウンロードすることで入手できます。
・結核医療費公費負担申請書(自治体によって名称が異なります。)
・胸部エックス線写真(申請前3か月以内に撮影したもの)
・同意書
・診断書
・世帯全員の住民票の写し(入院の場合)
・世帯全員の所得税を証する書類(入院の場合)
・健康保険証の情報がわかるもの(入院の場合)
a.有効期間内の健康保険証の写し
b.資格確認書の写し
c.マイナポータルからダウンロードした「資格情報」の写し、またはマイナポータルの画面をスクリーンシ
ョットしたものの写し
・生活保護受給証明書(該当者のみ)
自治体によって提出書類に違いがあります。お住いの自治体でご確認ください。
まとめ
結核医療費の公費負担制度について解説してきました。結核にかかったらこの制度の利用を検討してみてください。
